脳の老化について

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人間の体である以上、皮膚や臓器のように脳も老化をしていきます。

脳の仕組みを簡単に説明しますと、神経細胞とグリア細胞から成る細胞の集合体が脳です。

神経細胞とは別名ニューロンとも呼ばれ刺激受けて他の神経細胞に情報を受け渡しをするための細胞です。

グリア細胞は血管から栄養を取り出し神経細胞に活動のためのエネルギー供給を行っている細胞です。

脳とはこれらの細胞が無数のネットワークとして繋がっている構造体なのですね。

またシナプスとは神経細胞同士を繋ぐバイパスのことであり、

脳の発達とはニューロン同士を繋ぐシナプスが密に繋がっていくことを指します。

生まれたばかりの赤ん坊と大人の神経細胞の数は140億個と差はありません、

子供の脳と大人の脳を分けるものは神経細胞同士を繋ぐシナプスの量に違いがあり、

経験や勉強を行うことでニューロン間のシナプスが強化されるという仕組みなのですね。

脳は言語野や運動野など各行動によって使用している箇所が違うのですが、

運動をよくする方は運動のための神経細胞のネットワークが強化され、

言葉をよく喋る方は言語のための神経細胞のネットワークが強化をされるのですね。

老化やアルツハイマーにおいてはこのニューロン自体の減少もさることながら、

ニューロン間のシナプスにも変性が生じてしまいます。

つまり言語や記憶のために強化されていたネットワークが崩壊をしてしまうと、

言葉がうまく喋れなくなったり、記憶に混濁が生じたりしてしまうのですね。

なので、そうしたシナプスを強化するために運動や計算をより習熟することにより

ニューロンネットワークを強化することに繋がる事を前提に昨今の脳の抗老化策や脳トレグッズなどは応用されています。

つまり数独や簡単な計算、歌を歌ったり、軽い運動をしたり、幅広く脳に刺激を与えることが

脳の老化を防止する方法なのですね。

 

しかしながら、脳の研究ではまだまだわかっていないことが多く、以前はニューロンは分裂をしないので

一度死んだニューロンは二度と蘇らないという説が主流でありましたが、

1998年に実はニューロンは新生をするという説が唱えられたり、

2014年には加齢による記憶力低下はグリア細胞の機能不全と関係があるという説が唱えられるようになりました。

こうした脳に関する研究をキャッチアップしていくことも脳の老化防止にはうってつけかもしれませんね。

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